査定額が300万円も違う──これは決して珍しいことではありません。
「A社2,700万円・B社3,000万円・C社3,300万円…」
この差をそのまま信じてしまうと、数百万円単位で損をする可能性があります。
この記事では、査定額の差が生まれる理由から、失敗しない判断基準・プロが実践している売却戦略まで、実務ベースでわかりやすく解説します。
結論から言うと、査定は「比較して初めて意味がある」ものです。
まずは複数社の査定額を見て、あなたの家の「適正価格帯」を把握しましょう。
▶ 久留米市の不動産売却ガイドはこちらでも、実際の相場と売却のコツを詳しく解説しています。
同じ家なのに査定額が300万円も違う理由
査定額は以下の3つで決まります。
- データ(成約事例・市場動向)
- 担当者の判断
- 会社の戦略
つまり、完全な正解がある数字ではないため、差が出るのは当たり前です。
主な差の原因
- 比較している成約事例が違う
- エリアの経験値が違う
- 早期売却重視か高値狙いかの違い
- 契約を取りたい会社は高めに出す
- 買取前提か仲介前提か
つまり、査定額の差は「ミス」ではなく、戦略の違いです。
査定額「高い・安い・真ん中」に隠された本音
① 高めに出す会社
- 専任媒介を取りたい
- 競合より魅力的に見せたい
- まず契約を優先したい
→ 後から値下げになるリスクが高い
② 低めに出す会社
- 確実に売れる価格を重視
- 早く実績を作りたい
- リスク回避志向
→ 本来より安く売却される可能性あり
③ 真ん中の会社
- 成約データ重視
- 現実的な価格設定
- 説明が丁寧
→ 最も信頼性が高いケースが多い
300万円差が出たときに絶対NGな行動
NG① 一番高い会社を選ぶ
高い=売れるではありません。
むしろ売れ残り→値下げ→最終的に安売りのパターンが多いです。
NG② なんとなく真ん中を選ぶ
理由を見ずに決めるのは危険です。
NG③ 金額だけで判断する
査定書の中身を見ないと、判断を誤る確率が一気に上がります。
▶ 査定額が100万円以上違う理由はこちらも参考にしてください。
正しい判断①|“価格の中心値”を把握する
査定額がバラついたら、まずは中心ゾーンを見ます。
例:2,700万/2,900万/3,000万/3,300万
→ 中心は2,900〜3,000万
ここが「売れる価格帯」です。
- 売出価格:中心値+0〜50万円
- 2〜4週間で反応を見て調整
これが高く売りつつ失敗しない黄金パターンです。
正しい判断②|“根拠”を必ず確認する
査定額を見るときは、必ず以下をチェックしてください。
- どの成約事例を使っているか
- 駅距離・築年数の近さ
- 土地と建物の評価方法
- リフォーム・日当たりなどの加点
説明が具体的な会社ほど、売却価格もズレにくいです。
正しい判断③|最終的に「担当者」で決める
価格以上に重要なのが担当者です。
良い担当者の特徴
- 根拠を説明できる
- 売却戦略を提示する
- デメリットも伝える
- レスポンスが早い
危険な担当者
- 「一番高く売れます」だけ
- 他社批判ばかり
- 質問に曖昧な回答
最終的な売却価格は担当者で決まると言っても過言ではありません。
300万円の差は「チャンス」でもある
この差は単なるブレではなく、
- 高く売れる可能性
- 安く売られるリスク
を示しています。
つまり、比較すればするほど精度が上がるということです。
まとめ|査定額の差で失敗しないために
- 査定額の差は当たり前
- 一番高い=正解ではない
- 中心値で判断する
- 根拠を必ず確認する
- 最後は担当者で決める
そして一番重要なのは、
必ず複数社で比較することです。
比較しないと「適正価格」は絶対に見えません。
複数社の査定を比較して、後悔のない売却を実現しましょう。

コメント